TVアニメ『響け！ユーフォニアム2』

滝先生やパートリーダーの動向にヤキモキしている女生徒たち。
ここのコンテを描いたのは僕なのですが
部内のヒエラルキーが垣間見えて面白いのではないかと思います。
当時も楽しんで描いた記憶があります。

第六話はオリジナルということもあり、特に好きな回です。
後藤先輩がチューバについて熱く語っているシーンも好きだったのですが、チューバくんが好きなのでこちらのシーンを選びました。
久美子があすかにいいように扱われているところが可愛くてお気に入りです。

もうすぐ夏が来るという空の高揚感と青春感、久美子が新たなスタートを切ったという心情とマッチしてとても心に残ってます。
シナリオでこのシーンを書いていた時の、「ここから始まるんだ」という気持ちが鮮やかに蘇りました。
その後のチューバ君もオチが決まってキュート！

絵コンテを読んだときにも衝撃的だったのですが、完成画面がそれ以上に熱量と湿度を感じる絶妙の仕上がりになっていると感じてシリーズ中最も印象に残るシーンのひとつです。
11話では、このソロオーディションに至るキャラたちの心情の積み上げの中でさまざまなキャラ同士の関わりがいい雰囲気で描かれていてみんなの気持ちに寄り添いたくなるざわざわした感情をいっぱい味わえます。

かわいいから。かわいいからっ！！
サファイアの、好きなものに対して一直線！なところが大好きです。
それと、ユーフォ君が存在しないから代わりにチューバ君を持ち歩く久美子もかわいい。
あと、その辺のゆるキャラに全く興味のないあすかもまた…。
久美子、もしこの着ぐるみがユーフォ君だったらよろこんで入ってくれたのでしょかね。
かわいい。

事あるごとにこのシーンを挙げてますが、とにかく印象的でした。
女性の連帯感というか、繋がり方というか、なんというか……。
ちょっぴり怖いのです。
映画でも時々あるんですけど、その先に悲劇が待ってたりするんですよ。
この作品は大丈夫だと思うんですけど。
見たまま以上のものを感じさせる、静かにエモいシーンでした。

リハーサルDVDをもらって家で台本のセリフチェックしながら泣きました(笑)。
久美子と麗奈の演奏は既に映像に収録されていたので…
もう切なかったです、すごく。

あんなにキレイな鼻血見たことないです。笑
時間も暑さも忘れるほど何かに夢中になれるのは、とっても素敵なことですよね。
1話から見てきた久美子が、ここまで必死になっている姿は印象的でした。

低音パートのみんなが団結する姿や、チューバの先輩２人がアドバイスするところも大好きです。
演奏中の表情や音から、初めての合奏の楽しさ、周りの想いの暖かさが伝わってきて、とても幸せな気持ちになりました。
吹奏楽っていいよね！！と思わずにはいられないシーンです。

この演奏の為にみんな頑張ってきた。
色んな事があったけど、頑張ってきた。
だからこそ良い演奏をしたい。
その緊張と、演奏が始まってからのうねりが、同じ表現者としてドキドキしました。
何よりも、青春だった！

印象深いシーンが多く迷ったのですが、やはり演奏するシーンがお気に入りで、秀一を演じていて一番彼の努力が認められた所だと思って選びました。
それまで各々が真剣な表情で演奏していた中でのあの一瞬の笑みはとても嬉しかったもので。
そして飴と鞭をしっかりと使いこなしているなぁと(笑)

ベストシーンが多いので選定するのは難しいんですけど、あえてひとつ選ぶとしたらやっぱり…11話のソロオーディションの所ですかね。
香織先輩の「上手じゃなくて、好きなの」のシーン。
私はやられました。号泣ですよね。
やっぱり香織先輩にソロを吹いて欲しかったし、香織先輩マジエンジェルなのです！！

どのシーンも素敵！と全話見返してしまいました…！
その中でも「あったかいなあ、友達っていいなあ」ってほっこり出来る所だと思いここを選びました。
第7回の2人のやりとりも大好きで、それからのこのシーン…名シーンです。
ちなみに夏紀ちゃんと優子ちゃんの2人のシーンは全てが名シーンです♡

「ソロパートのオーディションを、もう一度やらせてください。」
覚悟を決めた香織の表情がとても好きだったし、演じていた時も身体中に力がこもりました。
トランペットへの真っ直ぐな気持ちや情熱が伝わってくる瞬間で、何度見ても胸が熱くなります。

これまで培ってきたものの集大成のような気がして、感慨深かったです。
凛々しい音楽とともに、部員がアップになる所がとても好きです。
魂を込めて演奏している者、演奏はしていないけれど心は共にある者、すべてが一つになっている瞬間が素晴らしいです。

あすかはコロコロ表情を変える子なので、見てて楽しいです。
今まで美しいあすかはグッズにしていただいたと思うので、オモシロあすかを見たくてこのシーンにしました。
2期はもっといろいろなあすかの表情をご覧いただけると思いますので、お楽しみに～♪

麗奈がトランペットを吹くことを初めて躊躇した、揺らぎを見せたシーンだったので印象的でした。
その後久美子のおかげで覚悟を決めてからは、麗奈の強さと魅力が増して惚れ直しました！
また一歩、特別へと近付いた麗奈の背中もかっこよかったです！

第八話は、緑輝の妹、琥珀ちゃんが初登場した事もありとってもお気に入りです。
葉月ちゃんに緑輝と琥珀が抱きついたシーンでは、後ろで久美子&麗奈の『愛を見つけた場所』が流れている演出がとてつもなく好きです。
時間差で抱きつく琥珀ちゃんが可愛すぎます！！

恋に落ちた音がした、あのシーンが大好きです。
ここから葉月がいつもと違う、女の子な一面をたくさん見せてくれるのが可愛らしいですね！
部活にかける熱い青春とはまた違った、甘酸っぱい青春が見れる私のお気に入りです！

それまで1話1話重ねてきたからこそなのか、久美子の笑いに言葉では言い表せない共感を持ちました。
理屈じゃなくて、久美子は笑うんだと思えたアクションでした。
それにとても幸福に満ちているシーンなので、本当に短い間ではありますがとても好きな空気感です。